男の靴雑誌LAST

Features

issue_10

FIND_GOOD_SHOES

アマゾンで知る、プレミアム・スニーカーの今。

ラグジュアリー・シューズの取り扱いにおいて、圧倒的な存在感を誇る「Amazon Fashion(以下Amazon)」。
彼らが現在注力しているのが、高品質な「プレミアム・スニーカー」の展開だ。
約50ブランドを展開する、他に類を見ない充実の品揃えの中から、現在最も注目される4ブランドをピックアップ。
プレミアム・スニーカーの最前線を紹介する。

photographs_Toru Ohshima(shoes), Satoko Imazu(Osaka), Stefano Triulzi(Milan)
coordination_Miki Tanaka(Milan)
text_Yukihiro Sugawara

blueover
「日本的な美意識に基づき、装飾性を極力抑えた」(デザイナー渡利氏)レザースニーカー「MIKEY」。丸みあるシルエットが特徴だ。外羽根の「MARTY」は、ハイテクスニーカーの機能性を再考したモデル。レザー&ナイロン素材のコンビ「SHORTY」はレトロランニングスタイルの『blueover』的解釈。いずれの革素材も日本製にこだわり、選ばれている。上左_MIKEY mid ¥22,000、上右_MIKEY Lo ¥19,800、中_MARTY MARL ¥24,000、下左・下右_SHORTY ¥20,000

blueover
「日本的な美意識に基づき、装飾性を極力抑えた」(デザイナー渡利氏)レザースニーカー「MIKEY」。丸みあるシルエットが特徴だ。外羽根の「MARTY」は、ハイテクスニーカーの機能性を再考したモデル。レザー&ナイロン素材のコンビ「SHORTY」はレトロランニングスタイルの『blueover』的解釈。いずれの革素材も日本製にこだわり、選ばれている。上左_MIKEY mid ¥22,000、上右_MIKEY Lo ¥19,800、中_MARTY MARL ¥24,000、下左・下右_SHORTY ¥20,000

blueover

スニーカーの基本型を追求して。


 大阪のセントラルパークとも言われる靭公園にほど近い地域は注目のエリア。同地に位置する「struct(ストラクト)」は、スニーカーブランド『blueover(ブルーオーバー)』が運営するセレクトショップで、スニーカーの他、バッグや服などが展開されている。アマゾンバイヤー、藤田直哉氏は『blueover』の靴の買い付けに、このショップを訪れた。
『blueover』は、プロダクトデザイナーとして活動していた渡利ヒトシ氏が仲間たちとともに2011年に立ち上げた。家電などのデザインも手がけてきた渡利氏が、経験の中で培われた問題意識をベースに、素材から日本製にこだわり、長く残るフットウェアを追求している。
 ブランドのファーストモデル「Mikey」は、ごくシンプルなスタイルが逆に目を惹く。「スニーカーが日本に入ってきて、これまで様々なものがつくられ、履かれてきました。それを一旦ゼロにして、日本でスニーカーをつくったらどんな姿になるかを考え生まれたのがこれです」とデザイナーの渡利氏。海外のウェブサイトでは柳宗理の美と通じるものがあると紹介された。
「真のジャパン・プロダクトの良さはこういうものではないでしょうか」。藤田氏はそう言葉を継いだ。

靭公園にほど近いショップ「struct」にて、「SHORTY」のフィッティングを確認する藤田氏。店内の自然光が入る一角に、ベンチが設えてある。

靭公園にほど近いショップ「struct」にて、「SHORTY」のフィッティングを確認する藤田氏。店内の自然光が入る一角に、ベンチが設えてある。

「blueover」デザイナーの渡利ヒトシ氏。デザイン事務所で幅広いブロダクトデザインを経験し、独立後「自分の一番好きなプロダクト」であるスニーカーを手がけた。

「blueover」デザイナーの渡利ヒトシ氏。デザイン事務所で幅広いブロダクトデザインを経験し、独立後「自分の一番好きなプロダクト」であるスニーカーを手がけた。

2種の「MARTY」。独自のラストを開発し、実際に着用してランニングも行い、素材選択など細部をモディファイしているという。

2種の「MARTY」。独自のラストを開発し、実際に着用してランニングも行い、素材選択など細部をモディファイしているという。

スニーカーと併せて、バックパックなども展開している。「Amazonでも人気です」と藤田氏。

スニーカーと併せて、バックパックなども展開している。「Amazonでも人気です」と藤田氏。

「struct」の店内。スニーカーと合わせる服も展開されている。また、スタッフが履き込んだ靴もディスプレイされている。

「struct」の店内。スニーカーと合わせる服も展開されている。また、スタッフが履き込んだ靴もディスプレイされている。

buddy
すべて犬の名前がつけられている『Buddy』のスニーカー。ブランドやモデル名が入るところには栃木レザーのヌメ革が使われている。「Bull Terrier」は、同ブランドを象徴するようなイラストがプリントされたアッパーをセレクト。最新モデルの「Corgi」は外羽根モデルながら、スニーカーすぎない表情が人気という。もうひとつはスリップオンタイプの「German Shepherd」。上_Bull Terrier Low ¥17,500、中_Corgi Low ¥18,500、下_German Shepherd Low ¥13,000

buddy
すべて犬の名前がつけられている『Buddy』のスニーカー。ブランドやモデル名が入るところには栃木レザーのヌメ革が使われている。「Bull Terrier」は、同ブランドを象徴するようなイラストがプリントされたアッパーをセレクト。最新モデルの「Corgi」は外羽根モデルながら、スニーカーすぎない表情が人気という。もうひとつはスリップオンタイプの「German Shepherd」。上_Bull Terrier Low ¥17,500、中_Corgi Low ¥18,500、下_German Shepherd Low ¥13,000

buddy

世界で評価されるメイド・イン・ジャパン


『buddy(バディ)』の名は、日本以上にヨーロッパで馴染みがあるかも知れない。ブランドスタートは2012年の春夏。その後間もなくパリの『コレット』が取り扱いを決め、一躍その名が知られるようになった。「僕も海外の展示会でその存在を知りました」と、アマゾンバイヤーの藤田氏は語る。
 大阪・吹田市の自社工場で藤田氏を出迎えたのは、『buddy』クリエイティヴディレクターの飯塚徹哉氏。「スタート当初は僕がデザインをし、自分で革を切って、縫製していました」と笑う飯塚氏だが、訪れたファクトリーの他に、さらに数倍の規模の自社工場を有する現状からは、その片鱗は感じられない。
「持ち主のよき相棒になってもらいたい」とつけられたブランド名。さらに英語圏ではbuddyは飼い犬の意もあることから、各モデルすべて犬種の名がついている。こうしたどこかチャーミングな存在感の一方で、着用後の足馴染みを考慮してつり込みをなくしたオパンケ製法を採用し、アッパーはコンビ鞣し革、ライニングには牛革を使うなど、むしろ骨太なプロダクションといえるだろう。「普段高級紳士靴を履いている方にもお薦めできる品質です」と藤田氏は胸を張った。

『buddy』のオリジナルソールは、天然ゴムを主原料につくられる。柔らかくて丈夫なのが特徴で、足馴染みの良さが生まれる。

『buddy』のオリジナルソールは、天然ゴムを主原料につくられる。柔らかくて丈夫なのが特徴で、足馴染みの良さが生まれる。

木型が入ったスリップオンスニーカー。つり込みをせず、素材の持つ特性をフィッティングに活かすつくり。

木型が入ったスリップオンスニーカー。つり込みをせず、素材の持つ特性をフィッティングに活かすつくり。

アッパーづくりの作業。クロージングは「逆縫い」も出来る最新鋭のミシンを導入。また、クリッキングにはレーザーのカッティングマシンを導入し、商品バリエーションの幅広さに対応している。

アッパーづくりの作業。クロージングは「逆縫い」も出来る最新鋭のミシンを導入。また、クリッキングにはレーザーのカッティングマシンを導入し、商品バリエーションの幅広さに対応している。

藤田氏にオパンケ製法の説明をするクリエイティヴディレクター飯塚氏。物づくりからセールスまで情熱的に関わっている。

藤田氏にオパンケ製法の説明をするクリエイティヴディレクター飯塚氏。物づくりからセールスまで情熱的に関わっている。

本社併設のファクトリースペース。20代〜30代のワーカーが多いのも特色だ。

本社併設のファクトリースペース。20代〜30代のワーカーが多いのも特色だ。

LOUIS LEEMAN
素材使いと、色使いの妙味が魅力の『LOUIS LEEMAN』のスニーカー。ラバー素材のベルクロやシルバーカラーのシャイニーなパーツなど、異素材をレザースニーカーのデザインに取り込むスタイルは、同ブランドのレザーシューズにも見られるもの。シックなカジュアルスタイルの着こなしに、アクセントとなり得るスニーカーといえるだろう。上_LL-0215 ¥94,000、中_LL0225 ¥90,000、下_LL-0090 ¥108,000

LOUIS LEEMAN
素材使いと、色使いの妙味が魅力の『LOUIS LEEMAN』のスニーカー。ラバー素材のベルクロやシルバーカラーのシャイニーなパーツなど、異素材をレザースニーカーのデザインに取り込むスタイルは、同ブランドのレザーシューズにも見られるもの。シックなカジュアルスタイルの着こなしに、アクセントとなり得るスニーカーといえるだろう。上_LL-0215 ¥94,000、中_LL0225 ¥90,000、下_LL-0090 ¥108,000

MAX VERRE
著名ブランドのフットウェアを手がけてきたマックス・ヴェッレ氏のブランド。エレガントで華のある靴で知られるが、スニーカーもまた独特な魅力を備えている。今季はデニム素材と鮮やかなブルーレザーのコンビに絞り、幅広いスタイルをピックアップ。紳士靴に慣れた人ほど抵抗なく取り入れられそうだ。上左_MV1003 ¥81,000、上右_MV972 ¥69,000、中_MV974 ¥81,000、下右_MV1007 ¥90,000、下左_MV971 ¥75,000

MAX VERRE
著名ブランドのフットウェアを手がけてきたマックス・ヴェッレ氏のブランド。エレガントで華のある靴で知られるが、スニーカーもまた独特な魅力を備えている。今季はデニム素材と鮮やかなブルーレザーのコンビに絞り、幅広いスタイルをピックアップ。紳士靴に慣れた人ほど抵抗なく取り入れられそうだ。上左_MV1003 ¥81,000、上右_MV972 ¥69,000、中_MV974 ¥81,000、下右_MV1007 ¥90,000、下左_MV971 ¥75,000


MAxX VERRE

LOUIS LEEMAN


イタリアにて、オリジナルなスニーカーを買い付ける。


 海外の展示会やショールームに直接赴き、独自の買い付けを行うアマゾンバイヤー藤田氏。現在注力しているプレミアム・スニーカーを象徴する存在なのが、『LOUIS LEEMAN(ルイ・リーマン)』と『MAX VERRE(マックス・ヴェッレ)』だ。
「ダブルのジャケットにスニーカーを合わせてシックに装うようなスタイルをイメージしています」と語るのはマックス・ヴェッレ氏。『MAX VERRE』ではレザーシューズと同じファクトリーにて、革靴同様のこだわりを持ってつくられているという。藤田氏もまたその点を評価して、「履き心地もよいので、普段高級紳士靴を履いている人のオフスタイルにお薦めしたい」と語る。
『LOUIS LEEMAN』はスタッズやクリスタルなどを配したスリップオンシューズで知られるブランドだが、近年は魅力的なスニーカーも手がけている。「スニーカーにおいてはブランドのイメージを保ちつつ、カジュアルでなければなりません。デニムにもフォーマルスーツにも合う、エレガントなスニーカーを追求します」とは『LOUIS LEEMAN』デザイナーの言葉。「既に定評がある靴やスニーカーに飽きた、ファッションコンシャスな人たちに向けて、もっと知っていただきたいブランドです」と、藤田氏は今後の展開に期待する。

Naoya Fujita
Amazon Japanのファッション事業部メンズシューズ部長。メンズシューズ全般のバイイングを担当し、世界中を飛び回りながらスニーカーから高級既製靴まで幅広く手がける。

Naoya Fujita
Amazon Japanのファッション事業部メンズシューズ部長。メンズシューズ全般のバイイングを担当し、世界中を飛び回りながらスニーカーから高級既製靴まで幅広く手がける。

レオパード柄のプリントが施されたタッセルスリップオンスタイルのスニーカー。今季展開されているモデルのバリエーション。

レオパード柄のプリントが施されたタッセルスリップオンスタイルのスニーカー。今季展開されているモデルのバリエーション。

前ページで紹介しているチャッカブーツスタイルのスニーカーのヒール部にあしらわれた、ジップの装飾を確認する藤田氏。

前ページで紹介しているチャッカブーツスタイルのスニーカーのヒール部にあしらわれた、ジップの装飾を確認する藤田氏。

秋冬の展開に向けバイイングされたプレミアム・スニーカー。

秋冬の展開に向けバイイングされたプレミアム・スニーカー。

(左)『LOUIS LEEMAN』の2016秋冬展示会にてバイイングされたモデル。独特のデザインのヴァンプストラップがあしらわれたスリップオンスニーカーと、ゴールドのフックが印象的なレースアップスニーカー。(右)同じく秋冬に向けバイイングされたモデル。今季も展開しているキルトタッセルのスニーカーには、グレンプレイドのファブリックが使われている。

(左)『LOUIS LEEMAN』の2016秋冬展示会にてバイイングされたモデル。独特のデザインのヴァンプストラップがあしらわれたスリップオンスニーカーと、ゴールドのフックが印象的なレースアップスニーカー。(右)同じく秋冬に向けバイイングされたモデル。今季も展開しているキルトタッセルのスニーカーには、グレンプレイドのファブリックが使われている。

担当者と細部の仕様について打ち合わせする藤田氏。こうした直接のやりとりを経て、オリジナルな一足は生み出される。

担当者と細部の仕様について打ち合わせする藤田氏。こうした直接のやりとりを経て、オリジナルな一足は生み出される。

Amazon Fashionで展開される、

メンズシューズの世界


Amazon Fashionでは現在、世界各国の高級紳士靴を圧倒的なバリエーションで紹介している。先般のサイトリニューアルでは、ユーザーにより高級紳士靴の魅力を理解してもらうために、国ごとのシューズスタイルの解説や、スタイリング・アイデアの紹介、さらにはケアのやり方などをガイドする「ドレスシューズガイド」のコンテンツが立ち上がった。また、高級紳士靴とともに注力している「プレミアム・スニーカー」も、独自コンテンツをスタート。PCから、タブレットから、スマホから、いつでもハイクオリティなメンズシューズの世界を堪能できる。

Amazon.co.jpから、カテゴリーの「ファッション」▷「シューズ」▷「メンズシューズ」と探していただくとページにアクセスできます。

Amazon.co.jpから、カテゴリーの「ファッション」▷「シューズ」▷「メンズシューズ」と探していただくとページにアクセスできます。

Amazon.co.jp/Fashionの特徴

1. 3,000ブランドを超える豊富なセレクション
国内有数のセレクトショップの取扱商品や
人気ブランド、話題のインポートブランドなど
多岐にわたるファッションブランドをラインナップ。

2. 迅速な配送サービス
当日お急ぎ便なら、
最短で朝オーダーして夕方届く
スピーディーさが魅力。

3. 30日間返品可能、及び返品送料も無料
Amazon.co.jpが発送する商品は、
商品到着後30日以内で
未使用であれば無料で返品が可能。

www.amazon.co.jp/LAST

※Amazon、Amazon.co.jp、Amazon Fashion及びそれらのロゴはAmazon.com, Inc.又はその関連会社の商標です。
※Amazon Fashion の販売価格及びサービス条件は2016年5月9日時点の情報です。最新の情報はAmazon.co.jpサイト上をご確認ください。
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